文学その4

『青空文庫』にある作品を『Google Translate』で英訳してみました。

門:夏目 漱石(3714-3774)/3927

ただ、 However, 「敲いても駄目だ。 "It's no use arguing. 独りで開けて入れ」と云う声が聞えただけであった。 I just heard a voice saying, "Open and insert by yourself." 彼はどうしたらこの門の閂を開ける事ができるかを考えた。 He wondered how to…

門:夏目 漱石(3665-3713)/3927

けれどもそんなものは少しも出て来なかった。 But none of that came out. 彼は自分の室で独り考えた。 He thought alone in his room. 疲れると、台所から下りて、裏の菜園へ出た。 When I got tired, I got out of the kitchen and went out to the back g…

門:夏目 漱石(3618-3664)/3927

室は高い天井に比例して広くかつ寒かった。 The room was large and cold in proportion to the high ceiling. 色の変った畳の色が古い柱と映り合って、昔を物語るように寂び果てていた。 The color of the tatami, which had changed color, reflected in t…

門:夏目 漱石(3571-3617)/3927

宗助は喪家の犬のごとく室中を退いた。 Sosuke retired from the room like a mourning dog. 後に鈴を振る音が烈しく響いた。 After that, the sound of the bell shook violently. 二十 twenty 障子の外で野中さん、野中さんと呼ぶ声が二度ほど聞えた。 Out…

門:夏目 漱石(3517-3570)/3927

そうして一番しまいにぴたりとどこかで留まった。 Then I ended up staying somewhere in the end. 宗助は坐ながら、はっとした。 Sosuke was relieved while sitting. 彼はこの袴を着けた男の身の上に、今何事が起りつつあるだろうかを想像したのである。 H…

門:夏目 漱石(3466-3516)/3927

こう云う気楽な考で、参禅している人もあると思うと、宗助も多少は寛ろいだ。 Given that some people are practicing Zen with this kind of easy-going thought, Sosuke is a little more relaxed. けれども三人が分れ分れに自分の室に入る時、宜道が、 Ho…

門:夏目 漱石(3424-3465)/3927

有体に云うと、読書ほど修業の妨になるものは無いようです。 To put it concretely, there seems to be no obstacle to training as much as reading. 私共でも、こうして碧巌などを読みますが、自分の程度以上のところになると、まるで見当がつきません。 E…

門:夏目 漱石(3370-3423)/3927

昼のうちはさまでとは思わなかった室が、日が落ちてから急に寒くなった。 A room I didn't expect to see in the daytime suddenly became cold after the sun went down. 彼は坐りながら、背中のぞくぞくするほど温度の低い空気に堪えなかった。 While sitt…

門:夏目 漱石(3332-3369)/3927

「御室へ御案内しましょう」と云って立ち上がった。 He said, "Let me guide you to your room." 囲炉裏の切ってある所を出て、本堂を横に抜けて、その外れにある六畳の座敷の障子を縁から開けて、中へ案内された時、宗助は始めて一人遠くに来た心持がした。…

門:夏目 漱石(3285-3331)/3927

宗助は玄関を通り越して庫裡の方から土間に足を入れた。 Sosuke walked past the entrance and walked into the dirt floor from the warehouse. 上り口の障子の立ててある所まで来て、たのむたのむと二三度呼んで見た。 I came up to the shoji with a shoj…

門:夏目 漱石(3237-3284)/3927

先刻宗助の様子を、気の毒に観察した同僚は、彼の質問の奥に雑談以上のある意味を認めたものと見えて、前よりはもっと親切にその方面の話をして聞かした。 A colleague who was so sorry to observe Sosuke's appearance at the beginning seemed to admit a…

門:夏目 漱石(3179-3236)/3927

火鉢には小さな鍋が掛けてあって、その葢の隙間から湯気が立っていた。 A small pot was hung on the brazier, and steam was rising from the gap in the underarm. 火鉢の傍には彼の常に坐る所に、いつもの座蒲団を敷いて、その前にちゃんと膳立がしてあっ…

門:夏目 漱石(3133-3178)/3927

彼の神経は一歩でも安井の来る方角へ近づくに堪えなかった。 His nerves could not stand even one step toward Yasui's direction. 安井をよそながら見たいという好奇心は、始めからさほど強くなかっただけに、乗換の間際になって、全く抑えつけられてしま…

門:夏目 漱石(3082-3132)/3927

宗助は落ちついて、 Sosuke calmed down, 「今夜は少し暖たかいようだね。 "It looks a bit warm tonight. 穏やかで好い御正月だ」と云った。 It's a calm and nice New Year's day." 飯を済まして煙草を一本吸う段になって、突然、 Suddenly, after eating …

門:夏目 漱石(3029-3081)/3927

宗助の答は半ば夜着の下から出た。 Sosuke's answer came out from under midnight wear. その声が籠ったように御米の耳に響いた時、御米は済まない顔をして、枕元に坐ったなり動かなかった。 When the voice echoed in the ear of rice, the rice had an un…